【Web初心者必見!】リスティング広告って何?費用や運用に必要な基礎知識を解説

Webマーケティング

Web携わっている方なら、なにかと耳にすることが多い「リスティング広告」ですが、リスティング広告がどんな広告なのかしっかり理解できていない方は多いのではないでしょうか?

今回は「リスティング広告」の費用や運用に必要な基礎知識を解説していきます。

リスティング広告とは?

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果にユーザーが検索したキーワード(検索語句)に連動して掲載される広告です。検索連動型広告(検索広告)やPPC(Pay Per Click)とも呼ばれます。

下図のように赤枠で囲った部分がリスティング広告です。

リスティング広告の掲載場所

「集客数を増やしたい」「商品・サービス売上の拡大をしたい」といった課題を解決する際のマーケティング手法の一つです。

リスティング広告のメリット

見込みの高いユーザーに配信することができる

リスティング広告は、AISASという消費者行動モデルを理解するとその強みと位置付けが見えてきます。消費者行動モデルとは、ユーザーが消費活動を行う際のプロセスを下図のように図式化したものです。

AISAS(消費者行動モデル)の図

多くの方はこの順番で消費活動をした経験があるのではないでしょうか?Action(購買)の直前となるSearch(検索)のプロセスで広告を出稿することができるので、効率良く顧客を獲得することができます。

低い予算から始められる

リスティング広告は広告主側が予算を設定できるため、低い予算から開始することができます。

SEO(自然検索)よりも即効性と柔軟性が高い

検索エンジンマーケティングの手法には、リスティング広告の他にSEO対策がありますが、両者の違いは即効性と柔軟性にあります。

違い リスティング広告 自然検索
即効性

速い(設定内容をすぐに反映)

遅い(反映に数ヶ月かかる場合も)

柔軟性

高い(訴求内容を自由に設定)

低い(ソースから検索エンジン側が決定)

キーワードを自由に設定できる

自然検索では、検索結果画面にページを掲載する際に特定のキーワードを指定ことは難しく、検索エンジンのアルゴリズムによって表示されるかどうかが決まりますが

リスティング広告は配信する際に「このキーワードで検索されたらこの広告を表示しよう」と意図的に設定できます。

 

リスティング広告のデメリット

検索ボリュームに限界がある

リスティング広告は顕在層に特化した広告(「欲しいもの」や「調べたいこと」が明確になっている人に向けた広告)です。

ニーズが顕在化したユーザーの入力するキーワードは、具体的なキーワードであることがほとんどです。つまり、具体的なキーワードにすればするほど検索ボリュームは少なくなります。

事業をスケールさせていくという観点では限界があるため、潜在層に向けた施策は別途手を打っていく必要があります。

 

運用者によって費用対効果が大きく変わってくる

運用者によって費用対効果が変わってくるため、運用者のスキルアップが必須です。リスティング広告の運用を請け負う代理店に依頼すると運用費がかかり、社内担当者が運用する場合は人件費や育成にかかる期間・コストも無視できません。

 

新しい情報のキャッチアップが必要

リスティング広告は広告メニューの追加・配信方法のアップデートが非常に早いため、日々の運用業務のほかに、新しい情報のキャッチアップも必要となります。

 

リスティング広告の費用

自然検索とは違い、リスティング広告の運用には費用がかかります。リスティング広告の費用は、次の仕組みによって決定されます。

クリック課金制

クリック課金制とは、広告がクリックされるたびに料金が発生するシステムで、検索結果に表示されただけでは費用は発生しません。

クリック1回あたりにかかった費用をクリック単価と呼び、広告を配信することでかかったコストは、クリック数×クリック単価で表すことができます。

 

クリック単価の決まり方

クリック課金制において、クリック単価はとても重要な指標です。クリック単価は競合とのオークションによって決定されます。

まずは簡単に用語の解説をします。

入札単価 広告のクリック1回に対して支払える上限額
品質スコア

広告、キーワード、ランディング ページの品質を表す指標で、検索エンジンのアルゴリズムによって決定される。

広告ランク

リスティング広告の掲載順位を決める指標で、入札単価×品質スコアで表される。

掲載順位

広告が掲載される位置のことで、ユーザーは掲載順位が高いサイトほどクリックしやすい。

オークションでクリック単価がどのように決まるのかを式で表すと以下の通りになります。

実際に支払うクリック単価(円)=掲載順位が1つ下の競合他社の広告ランク÷自社の品質スコア+1円

具体的な例で考えてみると、

  入札単価   品質スコア     掲載順位
A社 100 × 8 800 2位
B社 150 × 5 750 3位
C社 90 × 10 900 1位

以上からわかる通り、クリック課金制は自社の入札価格や広告の質だけではなく、競合他社の状況も鑑みる必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?リスティング広告は簡単に始めることができ、ビジネスに直結するような指標に対して比較的短期間で顕在層アプローチできる媒体です。まずは小さく始めてみて、スピーディに成果を挙げる方法を構築してみましょう。

ヤマ

ヤマ

マーケティング&DX戦略|大手広告代理店から日系コンサルへ|豚骨ラーメン大好き|福岡県出身|思いついたら即行動|戦略立案〜実行管理〜成果貢献までをミッションに活動。 好きなものは唐揚げとハイボール。

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